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2007-03-20 Tue
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![]() 首輪のカタログを見ていたら「千鳥格子」と書かれた柄があって、こういう伝統的な柄が エアデールに似合うんじゃないかな?とマジマジと眺めていた。 ふと、気が付いた。 カタログの柄の説明が千鳥格子とかかれているのに、私にはグレンチェックに見えて仕方がない。 ![]() これが千鳥格子。 千鳥格子は「ハウンドトゥースチェック」とも言う。 名前の通り、猟犬の犬歯が並んだような柄で「ドッグトゥースチェック」 とも言われる。 ハウンドドッグの、しかも犬歯とは非常にマニアック。 たしかに飛んでいる鳥にも見えますが、犬好きとしては ハウンドトゥースチェックと言い切りたい。 ![]() これはシェパードチェック。 ハウンドトゥースに似ていて、縦横が同じ幅の小格子で犬の歯のように 尖がって いないものを、シェパード・チェックと言う。 日本名を弁慶格子と言いますが、どうして弁慶なのかは知らない。 シェパードチェックは ハウンドツゥースチェックに比べて、派手な色使いの ものが多いです。 緑と茶とか、赤と白の組み合わせなど。 18世紀後半、新興土地所有者がハイランドに牧羊を導入した。 そして、ボーダー地区の羊飼いたちを雇った。 皆様ご存知のように、羊飼いの事をシェパードと言うのですが、シェパード達が身に まとっていた、4ヤード(91.44cm×4)もある伝統的な綾織布の柄が、シェパード チェックと言われるようになった。 異色6本ずつを綾織にするとシェパードチェックになる。 ハウンドトゥース・チェックと比べるために、大きくした画像を載せましたが 実際はハウンドトゥースチェックよりも小柄。 ![]() これは猟銃倶楽部の格子柄。 シェパード・チェックを、他色の格子と重ね合わせた格子をガンクラブ・チェックと呼ぶ。 ガンクラブ・チェックは、アメリカ東部の猟銃倶楽部でこの柄がユニフォームに採用された ことからその名が付けられました。 う~ん、渋いです。 ![]() そして、これがグレンチェック。 やはり首輪の柄はグレンチェックですね。 正式名は「グレン・アーカート・チェック」 アーカート峡谷(グレン)で織られたと言われていますが、グレナカート家の柄だという 説もあります。 ハウンドトゥースチェックをモチーフに、大小組み合わせつつ、奥行きの感じられる 進化したチェック柄。 私は遠目で見るとグレーに見えるからグレーチェックが訛ってグレンチェックだと 思い込んでいた。(笑) http://kw.allabout.co.jp/glossary/g_fashion/w006384.htmこちら All About を読んで納得。 ハウンドトゥースチェックとグレンチェックは似ていますが、区別したいです。 時々目にするトラディショナルな柄が犬由来であることをすっかり忘れていましたので ふと思い出した記念に、(自分のために)覚書のように載せました。 以上、日本実業出版社 『衣服・布地の柄がわかる事典』 を参考にしました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私は猟をしませんが、猟で使う道具やファッションには興味があります。 先人達は猟犬とどう関わっていたのか、猟の道具から垣間見ることができるような気がします。 また、犬を左につけて歩くことが多いのは、猟銃を右に構えることが多いから・・だとか。 上唇がビロンとなっている種類は、回収してきた獲物を傷つけささないためで そのように ブリードしてあるとか。 ラブやエアなど、水が得意な犬種は、肉球の間や水掻きで水の深さと流れを感知することが できるとか。 普段得ることのない犬雑学を「猟の本@立ち読み」で得ることがあり、家に戻って 愛犬達を観察するのが楽しみでもあります。 ![]() |
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